俗に言うクリスマスツリーアンテナについて。開局するにあたりどんなアンテナ構成にしようかと思案した時に検討。
写真はとある場所でたまたま見かけたとても立派なタワーと八木アンテナ。どちらの局なのかは全く存じず。建物は特定できないように消去処理。
もし自分が北海道の田舎にいて、100m x 100m のような広大な土地を安く買えるのであれば、バランスの観点から景観もさほど害さないし、そもそも過疎で人が少なく気分を害したりする人もおらず、例え悪天候等で倒れても自分の敷地外に損害を与えず、と言うことでなんとかいけそう。
一方、東京の現在の私の環境でアンテナ設置を計画する場合はどうか? これを最初に検討。その結果、
- 逆円錐形はバランスが悪く、猛烈な台風や大雪に耐えられない
- 逆円錐形はバランスが悪く、景観を害する
- 日々のメンテナンスのためのアクセサビリティが悪すぎる
の3つは如何ともしがたく、これ以外の方法で行くことに決定。
特に(1) の台風は最大の懸念事項。歴史に学ぶ。
台風の定義は34 knot から。問題は 85 knot や 105 knot があり得る事。
昔の台風は測定技術や記録の問題もあって風速がわからないものもあるが、死者不明者数でその凄さは充分に想像できる。上の表で最強の伊勢湾台風(1959) はアメリカ軍の記録によると 165 knots 85 m/s 。クリスマスツリー型アンテナはひとたまりもないだろう。たとえその約半分の 85 knots でも条件によっては耐えられないかもしれない。
と言う事で、この道は私の環境では進む方向ではない、と言う結論になる。伸縮性のマストを極限まで使うのが、一つの案。
でも、まだ他にも解はありそうだ。ここが面白いところ!
続く。。