DP ant. の垂直方向の電波の放射パターンは、以前やった、NVIS の項でも関係する話。その後、参考書も仕入れたので、この7MHzのDP ant.で少しおさらいと情報の整理する。
まずは良き参考書。
1985年 初版
1992年 第12版
第2章のアンテナ理論の著者は
JH1DGF 吉村裕光氏
ちなみに総務省のデータベースを調べてみたところ
今はこのCallsignでは誰もおられないようだ。。。
さて本題。
h = 4/λなら全体に出ていくが、2/λだと指向性が出てくる。それを詳細に step-by-step で表したのが以下だ。
NVISでいくなら、給電点を低く、4/λ以下にすべきことがわかる。反対にDXなら、2/λ以上が必要だ。
さてここで問題は、hは地面からなのか、それとも屋上面からなのか、という話。
直接的には屋上面からと考えるのが妥当なのだろうけれど、実際の建物の形状、周りの環境を simulation software に計算させなければ、よくわからない。そして計算させたとしても、全ての要因をデータとして入れることもできないので、最後はそれでQSOしてみて、聞こえたか?届いたか?という実測が本当の答えなのだと思う。
7MHz の場合、λ=300/7 = 42.8m
λ/4 = 10.7m だ。
今の給電点は地面からは約15mで、屋上からは約5m。
さあ、QSO してみよう!