Back to the Dancing Dinosaur
リンディホップ ...
--- ダンスバックグランウンド別・強味と弱味 ---
リンディホップを踊ろうとする人の中には、何がしかのダンスのバックグラウ
ンドを持つ人が少なくありません。それぞれのダンスには、このスウィングダ
ンスの役にたつ要素もあれば、足を引っ張る部分もいくらかあります。バック
グラウンド別にみてみると。。。
[1] タップダンサー
強味:
リンディホップとタップダンスは、それをささえる音楽に共通する部分が多く、
またリンディにはタップの要素も多々含まれているため、タップダンサーがリ
ンディを上達する可能性は高い。
弱味:
タップダンサーは、靴についたタップ用のチップを床に打ちつけて音を出す、
という基本的な動作を強くもっており、音の必要がないなめらかな体重移動が
苦手で、つい足をバタつかせてしまうことがある。カップルダンスとしてのリー
ド&フォローは、ゼロからの習得となる。シアター系の場合は特にライブバン
ドで踊るインプロバゼーションを、あまり経験していない。
[2] ジャズダンサー
強味:
すぐれたジャズダンサーは体がしなやかで運動能力が高い。バレエのトレーニ
ングをしている場合もあり、ダンサーとしての体ができている。コリオグラフ
はすぐに覚えることができる。
弱味:
往々にして現代のジャズダンサーはあまり「ジャズ」では踊っていない。スウィ
ングジャズをよく聞くことから始める必要がある。カップルダンスとしてのリー
ド&フォローは、ゼロからの習得となる。ライブバンドで踊るインプロバゼー
ションを、ほとんど経験していない。
[3] バレエダンサー
強味:
ダンスの中のダンスなので、シングルから始めたダンサーであれば基礎トレー
ニングは十分で、体型も美しい場合が多い。
弱味:
スウィングジャズを聞くことから始める必要がある。カップルダンスとしての
リード&フォローは、ほとんどゼロからの習得となる。バレエにもいろいろあ
るが、あまり洗練された形では「なく」踊ることに、難しさを感じるバレエダ
ンサーが多いかもしれない。
[4] 社交ダンサー
強味:
カップルダンスとしてのリード&フォローについては、十分なトレーニングが
なされている場合が多い。
弱味:
社交ダンサー独特のクセがあり、そのファッションを含めて多くの場合やぼっ
たく見えてしまう。社交ダンスの世界でいう「ラテン」種目に「ジャイブ」が
入っているが、そのイメージはスウィングからは遠い。ヒップムーブメントを
すぐ使ってしまう。社交ダンスの中だけで使われるスウィング感の無い録音音
楽で踊ることになれ過ぎてしまい、音楽性を体で表現することが苦手。
[5] ラテンダンサー(サルサ、メレンゲ等)
強味:
カップルダンスとしてのリード&フォローについては、十分なトレーニングが
なされている場合が多い。ライブバンドで踊りなれていて、同じクラブダンス
としてのスウィングにもすぐ馴染むことができる。現代のクラブシーンをひっ
ぱっているダンスで、ファッションリーダーでもある。
弱味:
鍛えたヒップムーブメントは、動作のいたるところでどうしても現れる。ラテ
ンとスウィングを両方やる人はいるが、その音楽性の単純な違いから、つきつ
めると、どちらか一方になるのかもしれない。
[6] ヒップホップ、ハウスダンサー
強味:
ストリートダンサーとしてのスピリットは、1920年代のストリードダンスであ
るリンディホップをこの21世紀に踊る上でも、なんら変わることはない。カッ
プルダンスではないが、男女のミックスで踊ることにはなれている。アクロバッ
トも得意なので、エアリアルにも挑戦しやすい。
弱味:
リズムの取り方として、首を縦に振るところに特徴があるためか、それが「ク
セ」として残ってしまう。カップルダンスとしてのリード&フォローは、ゼロ
からの習得となる。
[7] ロックンローラ
強味:
50s, 60s のロカビリーが好きなロックンローラは多い。多くは当時のアメリカ
の白人の若者のファッション、音楽にひかれ、ツイストなどのソロダンスを得
意とする一方、ジルバ系のカップルダンスに対しても憧れを持つ。ハリウッド
スタイルのリンディホップという、彼らの好む派手なダンススタイルが存在す
る。ライブバンドで踊ることになれていて、音楽への感性が高い。
弱味:
ダンサーまたはカップルダンサーとしての基礎的なトレーニングが必要な場合
が多い。
[8] その他のダンス
フラダンス、ベリーダンス、阿波踊り、日本舞踊、バリダンス、インド舞踊、
フラメンコ、サンバ、カントリーダンス、アイリッシュダンス、コントラダン
ス、タンゴ等々、世の中、実に多くのダンスが花盛り。それらのダンスは種類
こそちがうが、皆、ダンサーとしてのバランス、音楽性、運動能力、表現力、
筋力等が必要であり、トレーニングがなされています。それらをうまく取捨選
択し、他の人に真似のできない自分のリンディホップスタイルを確立するのも、
このスウィングダンスの楽しみのひとつです。
Written by Hiro Yamada
Revised on August 31st, 2001
内容は随時、改定されます。
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